どうノスタルジックか。

まずチェックインが終わって、左手のエスカレーターエレベーターに向かう。古い建物にありがちな、“檻”状態の箱だ。がらがらと開けてもらい中に入ると、1Fのスタッフがその横のハンドルのようなものを回す。

手動だ・・・。

上の階で降りても、そこはうっそうと暗い。よく見ると、妙に古くて大きな時計やら、たんすやらが置いてある。骨董品屋にまぎれこんだか、「なんか昔のヨーロッパの映画でこんな雰囲気あったよなあ・・・」という感じ。

写真は2Fのラウンジだ。日中の太陽が一番高く上っている時は観光を控え、ここでうだうだしている旅行者が多い。欧州から来ている旅行者も、ここで読書したり、他の旅行者と情報交換をしたりしている。

自分も何人だったかな?愛想のいい旅行者に、つたない英語で他の都市のオススメホテルの情報などを語ったりしていた。

●拡大写真

ラウンジにはカウンターがあり、紅茶やコーヒー、主だったアルコール類いろいろがオーダーできる。

写真

ラウンジに隣接する形で、値段は高いものの、相当に味はおいしいレストランもある。エジプト料理も恐ろしくこじゃれた料理になって登場する。

スタッフはフレンドリーで、老舗ホテルを誇りに思っている人も多かった。マネージャーはパソコン好きで、当時(4年前)のエジプトのホテルとして珍しく、ホームページも持っていた。おかげで、自分はマネージャールームにお邪魔しては、電話回線を使わせてもらい、自分が持ち込んだパソコンでネットアクセスさせてもらうなど、かなり便宜を図ってもらった。

写真

●公式サイト

ロケーションもなかなかいい。
タハリールからはちょっとあるが、アタバ市場が近く、そこからてくてく散歩してゆけばハンハリーリ市場へもいける。また、夜は買い物客で賑わうオラービー広場へも歩いてすぐ。食べるところもわんさかあるので、飽きない。

もしも、ミドルクラスのホテルに何泊かする予定なら、半分をタラアトハルブ広場周辺で過ごし、残りをこのオラービー広場周辺もしくはハンハリーリ市場周辺などで過ごすというのが面白い組合せかな。


▲ブログTOPに戻る