部屋はこざっぱり。
全部じゃないかもしれないけど、ベランダ付の部屋は開放的な感じでよさそげだった。

窓の外は、エルフセインモスク。そのすぐ脇は、ピラミッドと並ぶカイロ市内最大の観光地、ハンハリーリ市場の入り口になるので、一日中、地元の人と観光客で大賑わい。



・・・のはずなんだけど、写真は閑散としてるなあ。もしかすると、恐ろしく暑い真昼間だったのかも・・・。

ホテルの上のほうの階にはレストランもある。
このエリアの観光に疲れ、ハンハリーリ市場のカフェも、休息するにはちと人が多すぎて・・・ということなら、別に宿泊客以外でも問題なく利用できるので、ここを利用するといいかも。

なぜなら、



すごい空いていたから(^_^;

立ち並ぶモスクを眺めながら、そして遠くのほうにモカッタムの丘をのぞみながら、お昼ごはんを食べたり、あるいは軽食をとったり、はたまたお茶だけしたりできる。



ついでなので、屋根にもだしてもらった。
反対側の風景、迷路みたいなハンハリーリ市場の上ってどうなっているのかな?と興味があったのだ。



なんか・・・カオスだった。
2月から第2章が始まった「秘密の扉」(←まじで大ファン)で、気になるトラックバック企画が開催されている。エキサイトブログ内でブログを運営している方とのコラボ企画とのこと。

アメブロガーが1日にブログにかける時間の平均は?

ブロ中(ブログ中毒)を自認するdoorさんは、一日3.5時間とのこと。残業なしで働いている人の勤務時間の半分やん!・・・と書きつつ、私も毎日2時間くらいは、記事を書いたり巡回したりしている。

昨年末までは、本当にブロ中だった。
特にアメブロ。

参考記事1:「急性ブログ中毒
参考記事2:「ブログ風邪にご注意!

メインのWADA-blogでは、週に1~2本記事を書く程度だったのだが、アメブロでは開始から約2ヶ月ほど、穴を開けてはいけないような緊張感に追われながらほぼ毎日書き、かつ、仲間ブログを訪れては頻繁にコメントしていた。

当時は自分も、3時間以上をブログに費やしていたんじゃないかな。。。時に半日以上、ブログちゃかやってないという日もあった。
幸か不幸か、自宅でパソコンに向かって作業をする境遇、仕事が煮詰まるとすぐブログを巡回し、巡回しているとすぐ記事を書きたくなる。記事を書き終わるとまた巡回・・・まるでチェーンスモーカーならぬ、「チェーンブロギング」。無理にやめてたら、マウス持つ手が震えたんじゃないかなあ・・・。

「いかん!こんな状態では仕事にならん・・・」

と思った年明け、ちょうどランキングも休止していいタイミングだったので、1月は意識的にアメブロから足(マウス?)を遠ざけた。

そして2月の復帰後は、基本的に週2回ペースで更新するようにした。アメブロ内の巡回もそのタイミングで行い、1時間を越えないようにしている。

サハラさんのアドバイスで、夜12時、遅くとも2時には就寝するようにしている。おっと、あと7分じゃん!ってことで、はdoorさんの記事にトラックバックしたら寝ます♪

◎トラックバック企画「アメブロガーが1日にブログにかける時間の平均は?


▲ブログTOPに戻る
エルフセインホテル(Hotel El Hussein)
住所:Midaan Siidina El-Hussein
場所:ハンハリーリ市場入り口/エル・フセイン・モスク前の広場に面している
料金:エアコン付ダブル90LE(30円換算で2,700円)
   エアコン無ダブル55LE(30円換算で1,650円)

まず、拡大写真

このホテル、いつか泊まってみたいなと思っていたところ。立地がユニークで、イスラーム地区の観光の中心地である、エル・フセイン・モスク前の広場に面している。観光客が多数集まる、ハンハリーリ市場の一角でもある。

写真のアーケード状のところにホテル名が書かれているが、別にここがホテルの入り口というわけではなく、お土産屋が軒を並べた細くて暗い、迷路のような小路に入る。

その右手にホテルの入り口。
入ってびっくりなのだが、外観に似合わず、割と重厚さを感じる立派なフロントだ。



このホテルを拠点にすれば、ハンハリーリ市場探索、そして周辺の有名なモスク観光がめいいっぱい満喫できる。
そして何といってもモスク密集地帯。一日の最初の祈りを呼びかける声で目覚めることができるだろう。それは多分、とっても心地よい体験になるはずだ。


▲ブログTOPに戻る
どうノスタルジックか。

まずチェックインが終わって、左手のエスカレーターエレベーターに向かう。古い建物にありがちな、“檻”状態の箱だ。がらがらと開けてもらい中に入ると、1Fのスタッフがその横のハンドルのようなものを回す。

手動だ・・・。

上の階で降りても、そこはうっそうと暗い。よく見ると、妙に古くて大きな時計やら、たんすやらが置いてある。骨董品屋にまぎれこんだか、「なんか昔のヨーロッパの映画でこんな雰囲気あったよなあ・・・」という感じ。

写真は2Fのラウンジだ。日中の太陽が一番高く上っている時は観光を控え、ここでうだうだしている旅行者が多い。欧州から来ている旅行者も、ここで読書したり、他の旅行者と情報交換をしたりしている。

自分も何人だったかな?愛想のいい旅行者に、つたない英語で他の都市のオススメホテルの情報などを語ったりしていた。

●拡大写真

ラウンジにはカウンターがあり、紅茶やコーヒー、主だったアルコール類いろいろがオーダーできる。

写真

ラウンジに隣接する形で、値段は高いものの、相当に味はおいしいレストランもある。エジプト料理も恐ろしくこじゃれた料理になって登場する。

スタッフはフレンドリーで、老舗ホテルを誇りに思っている人も多かった。マネージャーはパソコン好きで、当時(4年前)のエジプトのホテルとして珍しく、ホームページも持っていた。おかげで、自分はマネージャールームにお邪魔しては、電話回線を使わせてもらい、自分が持ち込んだパソコンでネットアクセスさせてもらうなど、かなり便宜を図ってもらった。

写真

●公式サイト

ロケーションもなかなかいい。
タハリールからはちょっとあるが、アタバ市場が近く、そこからてくてく散歩してゆけばハンハリーリ市場へもいける。また、夜は買い物客で賑わうオラービー広場へも歩いてすぐ。食べるところもわんさかあるので、飽きない。

もしも、ミドルクラスのホテルに何泊かする予定なら、半分をタラアトハルブ広場周辺で過ごし、残りをこのオラービー広場周辺もしくはハンハリーリ市場周辺などで過ごすというのが面白い組合せかな。


▲ブログTOPに戻る
突然ですが、別ブログのほうで、バレンタインデーにちなみに「感謝チョコ企画」をやっています。

コメントをいただけると、ピースウィンズ・ジャパンのフェアトレードのチョコ&珈琲豆セットをプレゼントするというもの。

よろしかったら是非コメントください。
あ、女性でもOKです。余っちゃってもなんなので・・・(そうなったらどっかでばらまきますが)

感謝チョコ企画(WADA-blog)
ウィンザーホテル(Windsor Hotel)
住所:19 Alfi Bei Street, Cairo, Egypt
場所:アズバキーヤ公園近く/地下鉄アタバ駅おりて徒歩3~4分
部屋数:55部屋/3つ星

次にカイロに行ったら、多分またここに泊まると思う。
とにかく古い。星付ホテルではカイロで一番古いかもしれない。

地球の歩き方にはこう書かれている。

アズバキーヤ公園の近く、アルフィー通りにある。この建物の歴史は古く、オスマン朝時代までさかのぼる。ホテルの創業は1900年。カイロの生き証人的老舗ホテルだ。部屋や設備が老朽化していることは否めないが、ノスタルジックな雰囲気が欧米の旅行者にも人気。料金も3つ星にしては安いほうだ。

1900年で生き証人というのには理由があり、カイロではいつだったか、大きな火事があり、それで相当な建物が消失してしまったそうな。そんな中で貴重な生き残りとのこと(聞いた話なので今ひとつ記憶曖昧)。

ゴージャスさはなく、入り口を入ると、暗くて狭い通路の奥にフロントがあるのだが、多分、普段外資系の5つ星ホテルしか泊まっていない人は、そこでひきかえしてしまうと思う。

ただ、勇気をもって泊まってみると、欧米の観光客が長逗留するという「ノスタルジックさ」「老舗ホテルのホスピタリティ」を楽しめるかもしれない。


●拡大写真


>>続く


▲ブログTOPに戻る
<この記事は、別ブログでも同内容でエントリーしています>

発売開始後、丸善の丸の内本店まで買いに出かけた。きっと書店の人も聞きなれないよな出版社の本、そこまで行かないと見つからないかなと思ったのだ。

でも行ってみたら、大量に積み上げられていた。レジで購入すると、アメーバブックスの記念品までもらった。普段、Amazon派の自分だが、書店で買ってラッキー♪

この本を買ったのは、アメーバブログで「昔エジプトに住んでた頃」を始め、そこで山川氏のブログ「イージー・ゴーイング」を時々覗きに行くようになったことがきっかけだ。

写真

それまでは、名前しか知らなかった。
でも全く気負いのないブログは、いわゆる「有名人ブログ」のとっつきにくさがなく、ついコメントを入れたくなるよな雰囲気が漂っていた。実際、入っているコメントも気さくな感じだ。そんな場をさらっとオンライン上に作り上げてしまうことができる作家に、とても興味を持った。

本のタイトルは「イージー・ゴーイング」、
サブタイトルは「頑張りたくないあなたへ」。
冒頭の文章、あとところどころを、ブログでも読むことができる。

イルカのように泳ぐことができないあなたへ

<はじめに……イルカのように泳ぐことができないあなたへ>
 ぼくらはイルカのように自由に泳ぐことができない。
 鳥のように空を飛ぶこともできない。
 ネコのように気儘な一日を過ごすことさえできない。

(中略)

 でも、自分は不器用なんだ、とあきらめるとほっとするところもある。あなたもぼくも、どうせイルカのように泳ぐことはできないのだ。
 頑張ってるのに、うまくいかないことだってあるだろう。
 それでも、いつかイルカのように、と流行りのポジティブ・シンキングを信じてもっともっと頑張っているあなたはとても真面目で頑張り屋さんなんだね。
 でも、いつもどんなときでもずっと頑張りつづけることは、どんな人だってできないんだよ。
 時には、ちょっとばかり海岸にでて、日なたぼっこしてもいい。


ブログ記事「イルカのように泳ぐことができないあなたへ」(2004.09.13)

自分は、あんま目標とか計画とかをばしっと持たず、うだうだ生きるのが合っている。それに気付いたのは、3年ちょい勤めた銀行を辞めて、丸一年、見事なまでのぷー花子生活を送っていた時だ。それまでの、紺のスーツにパンプス履いて、日経新聞を読みながら、早朝の電車に揺られていた生活は一転、学生時代以上に自堕落な生活に突入した。桃栗3年で、あっけなく脱落しちゃった者として、今でも強い自己嫌悪感やコンプレックスはあるが、解放感も大きかった。

なんか、まじで無理していたなあ・・・と思う。

もともと、集団の中できちんと人間関係を作ってゆくのが得意ではなく、友人も少ない。会社以前に、「集団の中で生きる」のが苦手だった。東京の街中を歩いていると、よく衝動にかられた。足を止め、アスファルトの上に倒れこみ、そのまま地面深くに吸い込まれて消えることができたらどんなに楽だろう・・・。

まあ、別に大手町の通りでそれをやっても、多分通行人が慎重に脇によけ、何事もないかのように通り過ぎるだけで問題なさそうだが、多分地下鉄とか駅のプラットフォームとかでそういう衝動に負けると、罪のない通勤客を多数遅刻させることになってしまう。

自分は、自分がそんな馬鹿なことをしないと言い切れない。バランスを崩しやすい内部構造なことはよく理解している。とにかく自分自身の心理的な負荷を極力減らすこと、ネガティブな方向に暴走しないよう、適度に心をマッサージすること、自分を縛らないこと───それがとっても重要だ。

最近は、20代の頃に比べれば、ずっと楽に生きることができるようになってきた。もう一度会社に復帰してみようかな、できるかな、という気持ちにもなってきた(まあ、朝起きれる自信はあんまないが)。

それでも、時々果てしなく疲弊している自分に気付く。自分で自分を傷つけたいのだろうか。牛が食べたものを何度も胃から戻して噛むように、ただつらい記憶だけをエンドレスに考え続けたり、抑えられない苛立ちをずっとくすぶらせていたり、そして突如、発作のような衝動に襲われる。それは正直・・・とても怖い。

そして、当たり前のことだが、そんな思いは自分だけのものじゃない。
多分、誰もがみな、内側にそんなものを抱えて生きてきている。

この本、そんな時にどうやって自分を楽に解き放ってあげればいいのか、その方法がいろいろ見つけられる。生き方アドバイスみたいなのや説教くさい文章って、どうにもくすぐったくって読めないのだが、山川氏の文章はまったく違う。読んでいて楽しくなる。時々、くすっと笑いたくなるようなエピソードも含まれていて、女友達との会話、好きな歌詞、動物の話、いろんな話が次々に飛び出してきて、気付くと最後まで読んじゃっていた。そしてもう一回通読・・・。

時々、痛点をつかれる瞬間もある。
きっと、そのあたりが自分の傷口なんだろうと思う。

出会ってよかったなと思う本がある。
この本も、自分にとってはそんな一冊だ。

+++

ちなみに、くすっと笑いたくなったところのひとつ。

「私とのことは遊びだったんですか」
そいつは、こう答えた。
「ああいうことは仕事じゃでいないからね」
その瞬間、コップの水を引っかけられたそうです。そういうしょうもない男なんだ。





著者: 山川 健一
タイトル: イージー・ゴーイング―頑張りたくないあなたへ


▲ブログTOPに戻る
日本でたまに作るエジプト料理は3種類のみ。マハシ(ピーマンなど野菜に米と挽肉を詰めてトマトスープで煮込む詰め物料理)と、モロヘイヤスープ、そして鶏肉の詰め物料理だ。

どれも、友人などが遊びに来た時に作る程度だが、人数が多い時には、最後の鶏肉の詰め物料理を作る場合が多い。

簡単な割には、ちょっとゴージャスな感じがでるからだ。

「じゃあ、羊だったらもっとゴージャスじゃん!」

なんて、大胆な発言を繰り出した友人がいるが、よく考えて欲しい。

どっから羊を一頭仕入れてくるのよ。
それ以前に、うちのオーブンでどうやって焼くんだよ!!

といっても、昨年は一回しか作らなかった。
作った時、ブログにアップしているので、こっちにレシピを書くのは端折って、その時の記事にリンクをはろう。

この記事、ひとつ欠点がある。
材料、料理途中を写真に撮影したのに、友人達が来て、テーブルに並べた時に、「おお!」という感嘆の声につい気が散ったのか、なんと「出来上がり」の写真がないのだ。

くっ・・・次はちゃんと、出来上がった姿をお見せしますね。

鶏の詰め物料理(2004.06.10)


▲ブログTOPに戻る
見事に正月ボケだった1月。

エジプト関連で書きたいネタは一杯ありつつ、完全にお休みモードになってしまった(このブログはいつも深夜書いていたんだけど、新年会とか飲み会続きで、酔っ払っている時がほとんどだった・・・というのが最大の理由)。

ってことで、とりあえず予告編。

・ホテル紹介(カイロ編)!
・日本で作れるエジプト料理レシピ
・伝統舞踊(知人に教えてもらい見学行く予定)
・エジプトで買ってきたもの紹介

えっ?これを必ず書くのかって?
もちろん答えは「イン・シャー・アッラー」σ(^^)

今月もよろしく!
窓の外の風景は、ほとんど真っ暗闇だ。
なにしろ、ナイル河沿いであっても、ある程度人が住む町と言うのは、点在状態。ある意味、オアシスのような感じなのだ。

カイロやアレクサンドリアを除けば、町の規模は小さい。高層ビルもほとんどないし、街灯やネオンなどが煌々とともる風景もない。そもそも、アラブの国では、外に面した広い窓から家の中の明かりがもれているといった作りでもない。

なので夜の車窓の風景は・・・あれかな。

銀河鉄道の夜。

それはそれで、ちょっとメランコリックな感じになる。

なんて、久しぶりのビールを瓶のまま飲みながらぼーっとひたっていると、車掌さんが扉をノックし、にこやかに入ってくる。

ちなみに、とってもにこやかで愛想がいいのは、最初に渡したチップの効果でもあるだろう。ま、だからって特別何かいいサービスがあるわけでもないのだが、ホスピタリティ120%くらい発している。

「ベッドを作ろう。上としたどっちがいい?」
「上がいいな」
「よし。じゃちょっと待ってなさい」

と、座席上部の壁にある取っ手をがたっと引き出すと、瞬時にベッドができあがった。布団も毛布も既にセット済みだ。

入り口上部にひっかけてあった梯子を取り出して、窓側に取り付ける。その間、わずか数十秒だったろう。

ちょっと感動してしまった。

「あと何か欲しいものとかあるか?」
「いや、もう大丈夫。ショクラン」
「アフワン」
「テスバハラ・ヘイル」
「テスバハラ・ヘイル」

おやすみの挨拶はしたものの、すぐに寝ちゃうのはつまらない。しばらく窓側に頭を向け、暗い地平線を見ながらぼーっとする。

時折、数件の家の明かりが見える。
自分が生まれ育った下総も、駅と駅の間の風景はこんな感じのところがある。あそこは水田だったけど、エジプトはさとうきび畑。似てるような似てないような・・・ZZzzz。


●拡大写真


▲ブログTOPに戻る